秩父総鎮守として座す燦爛たる社:秩父神社(Chichibu Shrine | It is one of the three main shrines in the Chichibu region.)

▼チャプターリスト(目次)
0:00 オープニング
0:21 秩父雲海
0:49 御神山 武甲山
0:59 社号碑、手水舎
1:44 神門
2:16 秩父神社社殿
3:20 子育ての虎
4:00 秩父神社 三猿
4:16 つなぎの龍
4:32 北辰の梟
4:48 社殿裏側摂末社
5:36 神門周辺摂末社
6:17 乳銀杏
6:31 御神木周辺
7:05 柞の森

どうも、管理人のヒロリンです。

今回は埼玉県秩父市に鎮座し、秩父地方の総鎮守として緑深き土地を守護し続けてきた秩父神社(ちちぶじんじゃ)を紹介したいと思います。

古くは「知知夫国(ちちぶのくに)」と呼ばれていた埼玉県の秩父地方。第10代崇神天皇の時代に初代国造に任命された知知夫彦命(ちちぶひこのみこと)が、祖先神である八意思兼命(やごころおもいかねのみこと)を御祭神として祀ったのが秩父神社の始まり。

現在の鎮座地は秩父盆地の中心に位置。秩父地方の霊山として知られる「武甲山」を御神山として、この武甲山を遥拝する形となっています。

そんな秩父神社を最も大きく特徴づけるものは極彩色で精緻な彫刻に彩られた社殿です。

江戸時代、荒川の源流である秩父は江戸の水源となる重要な地でした。江戸幕府初代将軍であった徳川家康はその地を守るべく、武田信玄の攻撃で焼失したままになっていた秩父神社の社殿建立を命じています。秩父神社の社殿を彩る彫刻の多くは日光東照宮の「三猿」や「眠り猫」で有名な名工・左甚五郎の作と伝えられており、参拝客の目を楽しませてくれます。

左甚五郎が作った社殿の彫刻で有名なのは三つ。

一つ目は「子育ての虎」(動画内では3:20)。寅年生まれの徳川家康公が、秩父神社秘伝の延命祈祷法を珍重したことから社殿正面の彫刻として掘らせたもの。当時の風潮として虎の群れの中には必ず一匹の豹を描くことが定法とされていたことから、母虎があえて豹として描かれています。

二つ目は「お元気三猿」(動画内では4:00)。三猿と言えば日光東照宮の「見ざる、言わざる、聞かざる」が有名ですが、秩父神社の三猿は「見る、言う、聞く」の像。この三猿は健康長寿を願う絵馬にも描かれています

三つ目は「つなぎの龍」(動画内では4:16)。社殿の表鬼門に彫られているもので、よく見ると彫刻の周りには鎖がついています。これは彫刻の精巧さのあまり、魂が宿って龍が暴れたという伝説があったため、現在でも彫刻の周りには鎖が存在しているのです。

豪華絢爛な秩父神社の社殿に祀られている神様は八意思兼命(やごころおもいかねのみこと)、知知夫彦命(ちちぶひこのみこと)、天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)、秩父宮雍仁親王の四柱

知知夫彦命は先ほども説明した通り、知知夫国(現在の秩父地方)の初代国造であり、秩父神社を創建した神様。その知知夫彦命が最初に祀ったのが八意思兼命です。八意思兼命は高天原の知恵袋とも称される思慮、知識に優れた神様で、天照大御神が岩屋にお隠れになった際に、岩屋の外へ出す知恵を出したのはこの神様であるとされています。

後に平氏の影響で妙見菩薩として合祀された天之御中主神は、高天原へ最初に現れた日本神話における最高格の神様で、災厄除け、開運、家内安全などのあらゆる祈願に霊験を現す神様です。

そして、同じく秩父神社に合祀されている秩父宮雍仁親王は昭和天皇の弟君にあたります。雍仁親王は宮家「秩父宮」を創設する際、お住いの北西(乾)にあたる秩父の名前を宮号に取り入れました。登山を好んだ雍仁親王は秩父の山々を愛していたことから、薨去の後に秩父神社に合祀されることになったのです。

The Chichibu Shrine is a Japanese Shinto shrine at Chichibu in Saitama Prefecture.

During the Kamakura period, the shrine merged with a neighboring temple, and was known as Myōken-gū until the separation of Shinto and Buddhism (Shinbutsu bunri) in the late-19th century.

In the Edo period, it was one of 34 sacred sites of the old Chichibu Province or Chichibu District.

In the Meiji period it took the name Chichbu Shrine, with the characters 知知夫神社 appearing on the tablet of the torii.

In the system of ranked Shinto shrines, Chichibu was listed among the 3rd class of nationally significant shrines or Kokuhei-Shōsha .

The shrine’s grounds include a number of subsidiary shrines. A Tenjin Shrine, Tōshō-gū, and a Suwa Shrine are among them.

5 Comments

  1. あたしはあなたの動画をすべて拝見したいと本当に思っていますが、訪れる場所の穏やかな音や落ち着いた雰囲気の音楽、またはコメントがあれば、もっと楽しめると思います。

    現在のようにすべてを早送りしたり、ただ単に場所を紹介するだけだと、どうしても退屈に感じてしまいます。早く進みすぎてしまい、見ている側としては興味を失ってしまうんです。もしせっかく素晴らしい場所に行かれているのであれば、現地でのコメントや背景に日本の曲を流すなど、もう少し丁寧な演出を加えていただけたら、もっと素晴らしい動画になると思います。このままだと少し騒々しく、視聴体験が損なわれてしまって残念です…。;-;
    ですが、あなたの努力とユニークなコンテンツはとても素晴らしいと感じています!

    例えば、背景音として日本の曲を使うと、視覚と聴覚の両方でより豊かな体験ができると思います。現在の音楽は少し気になる点がありますし、訪れている場所の音(例えば水の音や鳥の声、木々のざわめきなど)がないと、全体的に退屈に感じてしまいます。

  2. お久しぶりの更新、本当に嬉しいです。そして、編集お疲れさまでした。今回は、テレビ画面で見させてもらいました。リアルに、その場にいるような感覚で見ることができました。過去のものも、改めてテレビ画面で見たいと思います。

  3. おかえりなさい🎉🎉早かったですね よかったよかった😊👍また 毎回 拝見させていただきます(コメントはしない時もありますが)😅 また旅に出ます ネット環境と時間の問題で長時間のものは見れない時もあると思いますが 年末に帰京した時 拝見させていただきます😉 とにかく 復帰 おめでとうございます🎉🎉🎉🙇🙏🩵💙🙋

  4. 先に見た雲海からのオープニング 最高でした。秩父神社は数年前にに参拝しましたが、運転疲れでじっくりと見て回ってませんでした。
    宝登山神社と今宮神社行ったのを懐かしく思い出します。ともあれ復帰おめでとうございます。

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