秘められた八重山の島里/海界 東シナ海 新城島 嘉弥真島(沖縄県)

Mysterious Island Village in the Yaeyama Islands / Walk around the island village East China Sea Aragusukujima Kayamajima (Okinawa Prefecture)

新城島(上地・下地)
西表島の南端南風見崎の南東6.3km、黒島の西4kmに位置する。新城とは上地・下地両島の総称で、八重山の人たちはパナリ島という。両島は0.4kmほど離れており、この間の潮の流れは速い。周辺はかってジュゴンが多く棲息し、人魚の肉ということで首里王府へ献上した歴史があり、現在も上地島に人魚を祀る聖地がある。その昔は八重山唯一のパナリ焼什器を生産したらしい。1737年には両島で人口705人を数えていた。昭和13年に上地から、同16年には下地から西表島へ移住、人口が激減している。下地は昭和38年に廃村になり、今では約150頭の肉用牛が群れる、まったくの畜産の島となった。現在、集落があるのは上地のみ。両島とも定期船はなく、石垣島などからのシュノーケリングのツアーなどで訪れることができる。島全体が西表石垣国立公園に指定されており、北東の沖合には新城島マイビシ海域公園地区がある。(「シマダス」参照)

嘉弥真島
小浜島の北東約2km、アダンとカヤに覆われ、野ウサギが約500羽棲む小島。国土地理院は加屋真島と表記している。全域が西表石垣国立公園に指定されている。1751年に小浜島から与那原家・宮立家・平良家・成底家・黒島家の5戸が移り住み、その後、首里や黒島から流されてきた人々がいたが、生活に困ることが多く再び無人化したといわれる。以後、牧場などとして利用されてきた。白い砂浜に加え周囲の海では約400種類のサンゴと色とりどりの魚を見ることができ、マリンスポーツに最適。現在、民間企業が竹富町から島を賃借して管理を行っており、小浜島から旅行会社のシャトルボートが出ている。日帰りやキャンプツアーのほか、近年では教育旅行の場としても利用されている。(「シマダス」参照)

集落町並みWalker
http://www.shurakumachinami.natsu.gs/hyoshi/index.htm

1 Comment

  1. Good to see the goat & a facinating Island, shame you couldn't use the drone there but good drone shots at the end of the other Islands!

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