「私は典型的な空想家で、あるアイディアが頭の中を占めてしまうと、他のことが考えられなくなるんです」ドイツ・ラインラント地方出身のデジタル3DアーティストのPhilip Lück (@philiplueck) さんは現在23歳。16歳の時、コンピューターアニメやフォトショップなどで作り込まれたコマーシャル・アートに刺激を受け、自宅のパソコンとソフトを使って独自制作を始めた。「当初から抽象的な表現に興味を持っていました。制限がない方が全く新しいものを生み出すチャンスがあると思って」彼の表現の手法はテーマから入るのではなく、形を組み合わせながら、その発展にあわせて作品を煮詰めていくものだ。けして現実的な表現はしない。周囲からは“オタクっぽい”と思われることがあっても、それをネガティブなことだとは感じない。「パソコンの前に16時間以上いる日もあって、さすがにそれは普通だとは言えないですけどね(笑)」
Photo by @philiplueck

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