霊妙なる神剣が鎮まる悠遠の社:愛知県・熱田神宮(Atsuta Jingū | The Shinto shrine dedicated to Japan’s most sacred sword)

▼チャプターリスト(目次)
0:00 オープニング
0:22 正門、参道
0:55 別宮 八剣宮
1:47 八剣宮周辺摂末社
2:24 神池周辺
2:59 二之鳥居、手水舎
3:29 大楠
3:50 参道沿い摂末社
4:17 信長塀、三之鳥居
4:32 熱田神宮社殿
6:22 神楽殿
7:03 神楽殿周辺摂末社

どうも、管理人のヒロリンです。

今回は愛知県名古屋市に鎮座し、三種の神器の一つである草薙神剣を祀る熱田神宮(あつたじんぐう)を紹介したいと思います。

人家ひしめく名古屋市内で、ひときわ豊かに茂る木々が見えれば、それは「蓬莱島」の異名を持つ熱田神宮の姿。熱田神宮の境内は、およそ6万坪の広さ。鬱蒼とした緑が、周囲の騒音を溶かしてしまったかのように、境内は静謐な佇まいで日々参拝者を迎えています。

熱田神宮の創始は西暦113年。日本神話の英雄の一人である日本武尊(やまとたけるのみこと)の身を守った神剣を、日本武尊の妃・宮簀媛命(みやすひめのみこと)がこの地に祀ったことから歴史が始まります。この神剣こそが三種の神器の一つ「草薙神剣」です。

ちなみに、草薙剣がこの地に移った時、発火した木が倒れて田を熟したのが「熱田」という名の起源になったとも言われています。

以来、約1900年の間、三種の神器の一つを祀ってきた遥かな歴史は、現代の境内からも容易に感じ取れます。日月の光がしみ込んだ社殿は、木目の色も格別に深く、境内の木々を見上げれば心が千歳の果てまで誘われます。

三種の神器は天皇即位の際に「剣璽等承継の儀」で、次代の天皇陛下に引き継がれますが、三種の神器のうち、八咫鏡は三重県の伊勢神宮に、草薙剣は今回紹介する熱田神宮に、そして八尺瓊勾玉は、皇居・御所の天皇陛下の寝室のとなりにあるという「剣璽の間」にあるとされているため、皇居にも草薙剣、八咫鏡の形代(霊のこもった分身としての複製品)しかなく、本物の草薙剣は熱田神宮でないと拝むことが出来ません。

しかし、熱田神宮が創建されて1900年。草薙剣がどのような形をしているかははっきりとしたことは分かっていません。形、素材、保管方法など様々な考察がされていますが、いまだかつて明らかにされたことはなく、天皇陛下でさえも見たことがないといわれています。

真相は分からないながらも噂話程度・・・で語られる草薙剣は京都・梅宮大社の神職が記した歴史書に次のように書かれています。

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御神體は長さ二尺七寸許り、刃先は菖蒲の葉なりにして、中程はムクリと厚みあり、本の方六寸許は節立て魚等の脊骨の如し、色は全體白しと云ふ
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長さは85㎝ほどで、刃先は菖蒲の葉(鋭くとがっている)のようになって、剣の中盤は盛り上がっていて、節だっている。色は白っぽくサビがなかった・・・というのが噂話で語られる草薙剣。

どんなものか分からないからこその「神器」。そんな神器の近くに立つことが出来る熱田神宮。死ぬまでに一度は参拝すべき神社の一つを、この動画を通じて疑似参拝していただけると幸甚です。

Atsuta Jingū is a Shinto shrine traditionally believed to have been established during the reign of Emperor Keikō (71-130) located in Atsuta-ku, Nagoya, Aichi Prefecture in Japan.

This Shinto shrine is dedicated to the veneration of Atsuta-no-Ōkami. Also enshrined are the “Five Great Gods of Atsuta”, all of whom are connected with the legendary narratives of the sacred sword — Amaterasu-Ōmikami, Takehaya Susanoo-no-mikoto, Yamato Takeru-no-mikoto, Miyasu-hime no-mikoto, and Take Inadane-no-mikoto.

Atsuta is the traditional repository of Kusanagi no Tsurugi, the ancient sword that is considered one of the Three Sacred Treasures of Japan. Central to the Shinto significance of Atsuta Shrine is the sacred sword which is understood to be a gift from Amaterasu Ōmikami. This unique object has represented the authority and stature of Japan’s emperors since time immemorial. Kusanagi is imbued with Amaterasu’s spirit.

During the reign of Emperor Sujin, duplicate copies of the Imperial regalia were made in order to safeguard the originals from theft. This fear of theft proved to be justified during the reign of Emperor Tenji when the sacred sword was stolen from Atsuta; and it was not to be returned until the reign of Emperor Tenmu. Although not seen by the general public since that time, it is said to have remained in safekeeping at the shrine up to the present day.

2 Comments

  1. ヒロリンさんこんばんは🌇
    私も熱田神宮参拝した事があります。結婚式に遭遇し新郎新婦、御家族の行列を娘と👏しながら見送った事を思い出しました。誰もいない熱田神宮も素敵ですね。

  2. 今年、初めて名古屋に行ったのですが
    熱田神宮には行けなかったんです💦
    やはり立派な神宮さんですね⛩
    ヒロリンさんの動画で参拝させていただけました🙏✨
    ありがとうございます‼

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