[Full ver.]46th Japan International Billfish Tournament

#billfish #shimda #JIBT
静岡県下田市で行われた、第46回 国際カジキ釣り大会の模様をフルバージョンでお送りします。
大会の感想などコメントよろしくお願いします!

JIBT 公式HP
https://jibt.jp/

●開催期間 : 2024.7.26~28
●出場チーム: エントリー数121チーム、2日目参加118チーム  
●選手数  :エントリー総数665名、参加648名
●出場艇  : 118 艇(オーナーボート:111 、チャーターボート: 7 )

ベストセーフティー賞
ERIKA

チャーターボートキャプテン賞
1位 静栄丸  マーメイドAC(B)
2位 番匠高宮丸  ビルG
3位 若宮丸  TEAM DASH

ファーストマーリン賞
1位 畑中 将司  Team TRUST

西川龍三賞(最大魚賞)
1位 座間 英明  Blu Mari

タグ&リリース賞
1位 マーメイドAC(B)

個人総合
1位 マーメイドAC(B)  庵原 直文
2位 中日本マハロ  白木 孝幸
3位 ビーフラット  赤澤 雅行

団体総合
1位 マーメイドAC(B)
2位 中日本マハロ
3位 ビーフラット

第46回JIBTは、初日は強風のため中止。2日目以降は、夏の陽射しで海水温は31℃になり、バショウカジキのヒットが多くありました。
このような素晴らしい釣果を得られたことに下田の海とカジキはもちろん、地元下田市はじめ、ご関係の皆様に心から感謝申し上げます。

開催日程:2024年7月25(木)〜28日(日)(25日は前夜祭)
1日目(7/26)
第46回国際カジキ釣り大会(The 46th Annual Japan International Billfish Tournament)の初日は、朝から蒸し暑く時折太陽が覗くものの、前日に引き続き下田沖で風速10m前後の風が吹くような条件となり、沖合は2.5m程度の波も残っていた。釣り自体は出来ないことはないが、ボートで安全に釣りをする条件が整っているとは言えない状況だった。
この気象条件は初日の終了時間まで殆ど変化が無い見込みでもあるため、開会式前に行われた実行委員会では、「安全を優先する」という原則から初日の競技は残念ながら「中止」することとして決定。各々、開催地の下田で観光や食事などを楽しんでいた。

2日目(7/27)
第46回JIBT、大会2日目は強風の影響で中止となった1日目に比べ風速や波が若干弱まり、定刻の7:00にスタートフィッシングを無事迎えることができた。
今年は蛇行した黒潮の分流が下田沖に差し込み、28℃を超える潮がエリアを覆った。この高水温を反映するように、クロカジキ、シロカジキ、マカジキ、バショウカジキ、フウライカジキと、下田周辺域で一般的に釣れる全種のカジキが1日で釣れることなど、近年一度も見られなかった現象が起きた。それほどの高水温であるので、広範囲でバショウカジキだけで7尾の釣果が報告された。
今大会のファーストマーリンは、Team TRUSTのフウライカジキ(!)。
滅多に出会うことのないカジキを見られただけでも、とても価値が高いことだと感じる。
また、Team TRUSTのみが本日2本の釣果を記録した。
本日のポイントトップは、30ポンドラインで唯一結果を残すことのできた中日本マハロが、クロカジキ推定80kgにT&Rを決めたことにより260ポイントで単独首位となった。
2位には6チームが50ポンドラインでクロカジキにT&Rを決め、190ポイントで並んでいる。
合計21尾と多くの釣果がありながら、2尾釣れたのは1チームのみ。最終日の釣果如何では全てのチームに優勝の可能性があると言える。最終日の戦いが見逃せない。

3日目(7/28)
大会3日目は、続いていた強風も収まり、熱い夏の日差しのもと行われた。
昨日と同じ午前7時00分にスタートフィッシング、最初のヒットコールは7時29分にチーム フリーダム(山野博司キャプテン)から寄せられたが、本日の最初の釣果となったのは7時41分にヒットし7時48分にクロカジキ推定80kgにT&Rを決めたACE(高橋勇樹キャプテン)となった。
 最終日は終了時間が少し短く、午後2時00分で競技終了となる予定だったが、初日が強風で中止になったことを考慮し、1時間延長の午後3時までとなった。カジキ類のヒット数は52回を数え、各艇がファイトを繰り広げた。どのチームにも優勝のチャンスがある混戦模様。30lbラインを使い勝負に出るチーム、2匹目を確実にとりに行くチームとギリギリまで結果が分からない。水温も30℃を超え、タイトな状況だった。そんな中、本日の釣果はT&R16尾、キャッチ2尾の計18尾となった(エラー除く)。

 大会2日間の最終結果は、クロカジキ2尾に50lbでT&Rを決めたチームNo.115のマーメイドアングラーズクラブBチーム(庵原直文キャプテン)が見事優勝となった。地元遊漁船を使ったチャーター船で出場し、勝負を決めた2尾目はストップフィッシング20分前のヒットだった。2位は2日目に30lbラインでクロカジキをT&Rをした中日本マハロが、3位は3日目に30lbラインでクロカジキのT&Rに成功したビーフラットとなった(同ポイントの場合は時刻の早い方優位)。
 今大会も無事故で終了することができた。この期間、無事に開催でき、すばらしい釣果に恵まれたことをカジキにはもちろんのこと、スポンサーの皆様はじめ参加者ならびに多くの関係者の皆さんに心から感謝申しあげます。来年も下田でお会いしましょう!

今回の表彰式は、道の駅・開国下田みなとの駐車場の一画をお借りし野外にて実施。
選手約650名、関係者の皆さん約100名、合計750名を越えるパーティーとなり、大いに盛り上がった。

★参加チーム:118チーム、選手数:648人
★ストライク数:94(カジキのみ)
★今大会釣果総尾数:39尾(クロカジキ21、マカジキ7、シロカジキ1、バショウカジキ9、フウライカジキ1)    
タグ&リリース:32尾  キャッチ:7尾
第46回JIBTも無事に開催でき、すばらしい釣果に恵まれたことをカジキにはもちろん、スポンサーの皆様はじめ参加者ならびに多くの関係者の皆さんに心から感謝申しあげます。

主催: NPO 法人 ジャパンゲームフィッシュ協会(JGFA )
後援: 農林水産省、静岡県、下田市、下田海上保安部、静岡県漁業協同組合連合会 ほか
協賛: 伊豆漁業協同組合、にいじま漁業協同組合、神津島漁業協同組合
協力: シダックス(株)、関根床用鋼板(株)、伊豆急行(株)、河津建設(株)、下田ボートサービス(株)、神新汽船(株)、(株)伊豆クルーズ、まちおこしカジキサポートクラブ、マリンフェスタ下田実行委員会

●JIBT国際カジキ釣り大会について
JIBT国際カジキ釣り大会は、静岡県下田市で開催され、毎年100を超えるチームが技術を競い合う、世界屈指のビッグゲームトーナメントです。1979年の第1回大会から第6回大会までは東京都三宅島で開催され、第7回以降は下田市に舞台を移しました。第1回大会からスポーツフィッシングの国際基準であるIGFAルールが採用され、1982年に行われた、第4回大会は、アメリカ大使館勤務のアイバーソン漁業官率いるアメリカチームが参加し、IGFAルールに基づいて行われた初めての国際的なカジキ釣り大会となりました。近年黒潮に乗ってたくさんのカジキが回遊するようになり、大会の規模だけではなく、世界で最も多くのクロカジキと出会えるカジキ釣り大会の一つとして、国際的に知られるようになりました。

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